こんにちは、Azusaです。
7月16日から2019年1次隊としてヨルダンに派遣され、10月15日で気づいたら3ヵ月経っていました。
協力隊員はこの3ヵ月の節目で『第一号報告書』を作成・提出するのですが、このブログにも3ヵ月の記録を残しておこうと思います。
※「もうすぐ4ヶ月経つじゃん…」というツッコミは、有難く受け取っておきます。
※これから毎月振り返りを行っていければと思いますが、今回は初めて書くので3ヵ月分のことをまとめて書いていこうと思います。
派遣から3ヵ月経った活動記録(活動編・配属まで)
7月16日から派遣されましたが、すぐに自分の配属先に配置されるのではなく、1ヶ月半ほど首都のアンマンで語学研修を受けていました。
派遣前訓練で勉強していたアラビア語(フスハー)と、ヨルダンで使われているヨルダン方言のアラビア語(アンミーヤ)は異なります。
そのため、アンマンにてヨルダン方言のアラビア語の語学研修が用意されていました。
1日4コマ(50分×4)× 25日間で、計100時間。
※ちなみに韓国版JICAと言われる『KOICA』は、現地語学訓練200時間だそうです…。
座学がメインですが、先生たちとダウンタウンを散策するレッスンがあったり、個人的に授業後に先生と遊びに行ったりと、総じてとても楽しい時間でした。
訓練最後の日は、ヨルダンについてのプレゼンや、中東で有名な歌手の歌を歌ったり、日本の童話をヨルダン風にアレンジした演劇をヨルダン方言で行ったりと、同期隊員たちと協力しながら準備して発表しました。

語学訓練中もオリエンテーションや、配属先への事前訪問などを行います。
事前訪問では、実際に住むことになる家も見学。
語学訓練中に行うので、とてもモチベーションが上がる機会となります。
※私は事前訪問日が誕生日だったので、配属先の職員たちに祝ってもらいました!
諸々の訓練を終え、9月2日から配属先に派遣されることとなりました。
派遣から3ヵ月経った活動記録(活動編・配属後)
私の配属先は、『ジェラシュ』というアンマンから約1時間ほど北上した街にある、パレスチナ難民キャンプ内の女性プログラムセンターです。
※私の要請内容は、こちらの記事に紹介しています↓↓
9月2日から配属されたので、まだ実際に活動が開始してからは2ヶ月も経っていません。
活動開始をしてからやったことは…正直まだ全然声を大にして言えることはないんですけど、こんな感じ。
- 人間関係の構築(コミュニケーション面)
- 関係者に諸々ヒアリング
- ニーズ調査の叩き作成
- 幼稚園の生徒向けにアクティビティを実施
- とにかくアピール
- とにかくYESマンになる
一つ一つ取り上げてみます。
1. 人間関係の構築(コミュニケーション面)
協力隊の要請内容は、前任者から引き継ぐ『継続』と、まったく初めての『新規』の2パターンがあります。
私の要請内容は、『新規』。
要請内容が新規でも、配属先自体が過去に協力隊員を受け入れていることもあるのですが、私の配属先はこれも初めて。
まったくのゼロから、活動を開始しなくてはならない状況でした。
ボランティア自体は他にも現地の青年たちなどを広く受け入れているので、そのあたりの距離感などはなかったのですが、やはり最初は何から始めれば良いか分からなかったです。
そこでまずは人間関係を構築すべく、あらゆる方法でコミュニケーションをとるように意識しました。
職員のご自宅に遊びに行かせてもらったり、施設長に刺繍を教えていただいたり、雑談の輪の中に入りに行ったり…。
語学力がまだまだなので、なかなか会話が続かないことも多いですが、『そこにいることに意味がある』と言い聞かせていました。
2. 関係者に諸々ヒアリング
配属直後、先方から言われたリクエストが、『幼稚園で何かアクティビティをやってほしい』ということ。
何をやれば良いか分からなかったので、先生たちにヒアリングを行いました。
・何かやってほしいことはあるか
・こういうことやりたいが、時間がない…ということがあるか
先生によっては「何でもOK!」との返答があったりと、なかなか望んでいた回答が返ってこなかったりしなのですが、なんとなくの方向性を見つけることはできたかなぁと思っています。
また同様のヒアリングを施設長にも行いました。
・この施設の課題は何か
・この施設をどうしていきたいか
といったことを聞いたのですが、施設長の想いを聞くことができた良い機会となりました。
やっぱりヒアリングしないと、何も始まらないですね…。
3. ニーズ調査の叩き作成
私の要請内容には、『青少年向けの永続的なプログラムを立ち上げ、運営する』といったことが含まれているので、まずはニーズ調査をすることに決定し、アンケート調査をすべく内容を詰めています。
キャンプ内の方々は、どのような課題を抱えているのか。
どんなプログラムを求めているのか。
施設もこのようなニーズ調査をやったことがないそうなので、やること自体にも意味があると感じています。
うまくいけばいいな…。
4. 幼稚園の生徒向けにアクティビティを実施
本格的なアクティビティを開始したのは10月の後半なので、また4ヶ月目の振り返りで取り上げられたらと思いますが、最初は軽めのアクティビティを実施していました。
…アクティビティとも言えないような内容ですが、歌を歌ったり、踊ったり、身体を動かすことをやってみたり。
ちなみに歌や踊りに関しては、下記2つがめちゃくちゃ人気です。
1本目の『Baby Shark』は、歌いすぎてもはや『Baby Shark姉さん』と化しています。
5. とにかくアピール
自分の特技の何が活動に繋がるかは、誰も分かりません。
なので、『自分はこういうことできるよ!』というのをひたすらアピールしました。
私は絵を描くのが好きなのですが、描いた絵を見せたりした結果、『施設の壁に絵を描いてほしい』と頼まれることが増えました。
「え?それが活動?」と思われるかもしれませんが、描いていると子供たちが集まってきたり、子供だけでなく大人も集まってきたり、別の施設に描いてほしいと頼まれたり…輪が広がったなと感じています。
これが何に繋がるかはまだ分かりませんが、このスタイルは続けていきたいなと思っています。
6. とにかくYESマンになる
人間関係、信頼関係の構築にも繋がりますが、最初はとにかくYESマンになって、色々やってみるのが良いですね。
私も雑用ベースで、「こういうことやってほしい!」という職員たちからの要望に、一旦YESマンになって全て応えていました。
結果的に、結構早めに仲良くなれたと思いますし、活動の方向性になりそうなことも見えてきています。
大切なスタンスだったなぁと思いました。
もちろんめちゃくちゃ悩んだけれど…
これだけ読むと、特に何も悩まなかったように感じられるかもしれないですが、実はめちゃくちゃ悩みました。
というのも、先方から求められていることが幼稚園での活動。
しかし、私の職種は青少年活動。
協力隊には、『幼児教育』という専門の職種があるので、そちらの方が相応しくない?
どうして青少年活動の私が配属されたの?
と、とにかく悩みました。
しかし少しずつですが、要請内容に記載されていたような青少年活動的なことも出来そうですし、幼稚園は幼稚園で子供たちに何かしたいという想いも芽生えてきましたし、良い方向になってきてかなぁと。
総じてこれからですね!!
派遣から3ヵ月経った活動記録(生活編)
現在住んでいる『ジェラシュ』に関しては、別の記事で取り上げたいと思っているので、今回は語学訓練中のときのことを…。
世界一周中にヨルダンは一度訪問したことがあるので、語学訓練中のアンマン滞在は、特に新たな発見もなく過ぎていきました。
一点だけびっくりしたのが、『車の量がとても増えていたこと』。
朝と夕方のラッシュ時なんて、全然道路が動かない…。
以前はそこまで感じなかったので、発展しているなと思いました。
6年前と同じ場所で写真を撮ったりもしました。
ビルが増えたかな…?とも見えます。

とりあえず、アンマンは何でも揃うし、外国人にとっても非常に住みやすいです…。
恋しい…。
活動も生活も焦らず一歩ずつ
以上、3ヵ月の振り返りでした。
活動がメインになってしまいましたが、これからも毎月振り返っていきたいと思います。
焦らず、一歩ずつ…。
Azusa
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